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第73回 新たな旅が始まるまで
「この話、いささか長くなりそうなので、今回はこのへんで」
前回のコラムをこうしめくくってから、うかうかしているうちに1カ月以上が経過してしまった。この間、私には2つの象徴的な出来事があったことを、まずはご報告しておきたい。ひとつは、来月に開幕するEURO2008の取材申請が却下されたこと。そしてもうひとつは、6年ぶりとなる新著『股旅フットボール』(東邦出版)が発売されたこと。一見、何の脈絡もなさそうなふたつの出来事は、しかし私にとって、今後の仕事の方向性を考える上で極めて重要な意味を持っ
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2008/05/08 13:58 |
第72回 欧州は遠くになりにけり
3月になった。思い返せば、当連載「フットボールの犬」が最初にスタートしたのは、今から8年前の2000年3月。その後、4年ほどの中断期間を経て、何事もなかったかのように「フットボールの犬 2nd Leg」として連載が再開されたのが05年3月。途中、06年のワールドカップからはブログ形式になるなど、幾つかの変遷はあったものの、何とかキャップ数70を越えるまで続けることができた。支えてくださった読者の皆さんには、あらためて御礼を申し上げたい。
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2008/03/10 11:08 |
第71回 2008年をプレビューする(下)
前回に引き続き、新年企画として今年のフットボール・カレンダーをプレビューする。北京五輪、ワールドカップ予選、Jリーグに地域リーグと、今年も国内外でフットボールのイベントが目白押しだ。底冷えのする今の季節からは想像しにくいだろうが、EURO2008が終わった7月からスタートすることにしよう。
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2008/01/10 09:15 |
第70回 2008年をプレビューする(上)
新しい年になった。天皇杯決勝の取材を終えた私は、今年最初のコラムを書き上げて、今は遅まきながら正月気分に浸っている。みなさん、本年も『フットボールの犬』をよろしくお願いいたします。さて今回は、今年のフットボール・カレンダーをプレビューしてみようと思う。TVでは「今年は五輪イヤー」と喧しいが、フットボールは人生とともに続いてゆく。さっそく真新しいカレンダーに、今年一年の国内外のイベントを書き込みながら、あれこれ想いを巡らせてみることにしたい。それでは、まずは1月から。
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2008/01/02 23:42 |
第69回 大いなる未完
「未完」という言葉には、どこか悲しげで、それでいて想像力をかき立てる力が秘められている。ベートーヴェンの交響曲第10番が完成していたら、それはどのような旋律だったのであろうか。ジェームズ・ディーンが24歳で衝撃的な死を迎えていなかったら、果たしてどんな役者になっていたのだろうか。手塚治虫の遺作『ネオ・ファウスト』には、どのようなエンディングが用意されていたのか――などなど。
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2007/12/08 19:21 |
第68回 全社という名の「奇杯」
今年最後の代表戦(対エジプト戦)が行われた大阪には、東京からではなく、大分から駆けつけた。特急ソニックと新幹線のぞみを使って、およそ5時間の行程で何とか前日会見にたどり着く。日焼けした私の顔を見て、尊敬する業界の重鎮から「どこの国に行っていたの?」と聞かれたので「大分で全社を取材していました」と答えると、苦笑交じりに「君も物好きだね」。あなたに言われたかないです、後藤健生さん。
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2007/10/29 10:23 |
第67回 サラエボ再訪
日本代表のオーストリア遠征の取材を終えた私は、帰国する前にボスニア・ヘルツェゴビナの首都・サラエボに立ち寄ることにした。12日に当地で行われる、ボスニア対モルドバのユーロ2008予選の取材が表向きの目的だったが、サラエボそのものが真の目的であったといえる。私がかの地を訪れるのは、初めてバルカンを訪れた1997年以来、実に10年ぶりのことだ。
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2007/10/04 09:42 |
第66回 オーストリアでの捲土重来
早いもので、アジアカップから帰国して1カ月が経過した。ちょうど東南アジアにいたときに発生した、タリバンによる韓国人人質事件は、2名の犠牲者を出しながらも、ぎりぎりの交渉の末に人質全員が解放。横綱朝青龍は、すったもんだの挙句にモンゴルに帰国(今回の一件については、横綱当人、彼をサッカーに誘った人々、相撲界、そしてメディアの姿勢に呆れました)。そしてファイナルの日に衆議院選挙で当選した横峯パパは……だんだん話が下世話になってくるので、以下自粛。いずれにしても、この夏の異常な暑さと相まって、ダラ
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2007/08/31 14:41 |
第65回 ひとり歩きする「3連覇」
アジアカップ取材に旅立つ前夜、冷や汗をかきながら本稿を書いている。もちろん、もっと早く書き始めていればよかったのだが、どうにも自分自身が「アジアカップモード」になれないまま、今日まで先延ばしにしてしまった。これほど切羽詰った今だからこそ、今大会の展望について真剣に考えをめぐらせることができそうだ。
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2007/07/06 10:40 |
第64回 ダエイ兄さんの引退に想う
元イラン代表、アリ・ダエイが28日、現役引退を発表した。同国のスポーツ紙が伝えたところによると、監督兼任でプレーしていたサイパというクラブで、自身のゴールで優勝を決めて有終の美を飾ったのだという。いかにもこの人らしい、華やかな身の引き方だった。1969年生まれの38歳。代表では149キャップ。109ゴールは世界記録だ。
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2007/06/04 17:30 |
第63回 「1500キロを踏破せよ!」
自宅にて一心不乱にパソコンのキーを叩いていると、突然「おめでとうございます!」というメッセンジャーが飛び込んできた。送信元はスポーツナビ編集部。だが、いったい何が「おめでとうございます!」なのか、まったくもって心当たりがない。訝しく思っていると「ユーロ2012の開催国がポーランドとウクライナに決まりました! 初の東欧開催ですよ」とのこと。思わずモニターに向かって「はあ?」と、何とも締まりのない声を挙げてしまった。
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2007/04/26 11:04 |
第62回 ゴッドファーザーになった男
久々に旅に出た。日本代表とも、欧州フットボールの王道とも無関係の土地で、のんびりと現地のサッカーを観戦する。もちろん競技レベルは低いかもしれないけれど、ペイTVでもYouTubeでもなかなかお目に掛かれないレアなフットボールの現場というものは、なかなかに愉しいものである。ある意味フットボール好きにとって、これほど贅沢な時間もないだろう。
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2007/03/19 15:15 |
第61回 あるシンデレラストーリー
天皇杯、高校選手権、そしてインカレも終わり、今オフは相次ぐビッグな人事往来の話題一色である。そんな中、私はひとりの選手の移籍話に注目していた。その名を池元友樹という。柏レイソルへの入団が決まった21歳のFW――といっても、多くの方にとってはあまり馴染みのない名前であろう。前所属はニューウエーブ(NW)北九州。Jリーグでの実績は皆無だ。ただし一時期、U-19日本代表に名を連ねていたこともあり、当時の所属が「リバープレート」であったことで思い出す方もいらっしゃるかもしれない。
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2007/01/26 10:24 |
第60回 一字違いで大違い
ウィーンの国際空港で土産屋をぶらついていたときの話である。ある動物のシルエットと英文のメッセージをあしらったTシャツが売られていた。そのメッセージいわく、「There is no KANGAROO in our country!(私たちの国にカンガルーはいません!)」。どうやら、オーストリアとオーストラリアを混同する人が、今も後を立たないようである。
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2006/12/25 10:00 |
第59回 偉大な目撃者――プスカシュの死を悼んで
「走る少佐」ことフェレンツ・プスカシュが11月17日、肺炎のためブダペストで亡くなった。享年79歳。晩年はアルツハイマーも患っていたそうだ。偉大なフットボーラーの惜しまれる死に、しかし日本のメディアはベタ記事で伝えるのみであった。専門誌も同様である。残念な反面、仕方のない話だとも思う。
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2006/12/04 10:06 |
第58回 時空を駆ける犬
先週の日曜日からインドでAFCユース選手権が開幕した。既報のとおり、日本は初戦の北朝鮮戦に2-0、続くタジキスタン戦に4-0と連勝。裏の試合でイランが北朝鮮に0-5という信じ難いスコアで敗れたため、まだグループリーグ突破は決まっていない。そんなわけで、今日(11月2日)のイラン戦は、要注目である。
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2006/11/02 16:54 |
第57回 オシムにとってのブラジルとは?
「今後は親善試合を含めて、なるべく若い世代のプレーヤーにチャンスを与える機会があると思う。予告しておこう」 敵地サヌアで行われたアジアカップ予選、対イエメン戦(1-0で日本が勝利)後の会見。オシムは記者たちに対し、このような予告をしていた。
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2006/09/15 17:40 |
第56回 オシムのシグナル
45日間にわたるドイツでのワールドカップ取材から帰国して、いろいろと忙しくしていたら、あっという間に1カ月が経過してしまった。アジアカップ予選のイエメン戦が行われた16日水曜日は、インターナショナル・マッチデ−ということで、世界各国で親善試合やらユーロ2008予選やらが行われ、本格的に「次の4年間」がスタートしたことを実感させられる。「もうちょっとドイツでの日々の余韻を楽しもうよ」と愚痴のひとつもいいたくなるが、フットボールの世界は決して立ち止まることをしない。だから私も、走り続けなければ
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2006/08/18 17:05 |
WM2006 第7回 大会マスコットは何を思う
そんなわけで今大会は、イタリアの6大会ぶり4度目の優勝とジダンの頭突きで閉幕と相成った。31日間の大会も、終わってしまったら実にあっけないものであった。決勝の舞台ベルリンからフランクフルトに戻ってみると、もうレプリカのユニを着て歩いている人なんて、ひとりもいやしない。
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2006/07/11 11:09 |
WM2006 第6回 スポーツの故郷で語る、中田英の引退とワールドカップ
ドイツでの取材も1カ月が過ぎ、ようやく試合がない「休業日」が入るようになった。休みの日は、いろいろとこなさなければならない雑務があるのだが、やっぱり日本からやってきた友人たちと美味いものを食べたい。
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2006/07/05 15:49 |